独企業のM&Aを機に、欧州でのIT基盤を再整備。新たな成長を支えるグローバルネットワークを構築
目次
お客さまインタビュー
日本品質のきめ細かなサポートをグローバルで受けられる
理事役 情報システム部長
兼 日立SC株式会社 取締役
柴田 英樹様
欧州でのビジネス拡大を目指す上で、独メーカーから買収した黒鉛電極事業のIT基盤を、昭和電工ヨーロッパ様のインフラと統合・強化することが重要な課題になっていた。柴田様は「カーボン事業だけでなく、昭和電工グループ全体の欧州ビジネスを支える強固なITインフラを構築するため、信頼できるパートナーが必要でした。現地Slerも含めて検討しましたが、KDDIにはアジア・北米拠点で支援を受けており、国内も海外も、シームレスにコミュニケーションが取りやすいことからパートナーに選びました」と経緯を語る。
欧州ビジネスのコアとなるデータセンターを新設
欧州でのIT基盤整備の第一歩となったのは、データセンターの構築だった。柴田様は「以前は、自社内にサーバールームを設けて運用していましたが、欧州ネットワークのハブとなるデータセンターが必要との判断で新設を決意しました。設備機器の設置・設定から施設内のネットワーク構築もすべてKDDIドイツに依頼し、高度なセキュリティと拡張性を備えた、利便性の高いデータセンターを構築できました」と評価する。
昭和電工ヨーロッパ様のカーボン事業拠点
複雑で非効率だった旧ネットワークを抜本的に刷新
カーボン事業部 グローバル統括部
グローバル IT マネージャー
内藤 毅様
データセンター構築に続いて、カーボン事業の拠点を結ぶネットワークの刷新に着手。内藤様は「独メーカーの使用していたネットワークは、現地ベンダーに運用管理を委託していたことから、仕様・設計の詳細を把握できず、運用効率が悪い状態でした。また、構成も複雑化していたためネットワークの切り替えに苦慮していましたが、KDDIドイツのエンジニアが現場の物理回線まで調査し、切り替え方法を丁寧に提案してくれたので安心してお任せできました。旧ネットワークの契約終了が迫る中、短期間で切り替えでき大変感謝しています」と言う。
移転に伴い、オフィスのIT環境も再整備
また、独メーカーの拠点に構えていたオフィス移転に際しても、KDDIドイツが2021年に新設したKDDIドイツ ミュンヘン支店がIT環境整備を全面サポート。ネットワーク同様、複雑化していた環境を解明し、以前と同じポリシー・構成で新オフィスのIT環境を構築した。柴田様は「KDDIは、我々の要望にしっかりとした提案で応えてくれるので、現地法人のスタッフからも厚い信頼を得ています。今後は、5Gなどの先進技術も積極的に活用したいので、引き続きサポートを期待しています」と語る。
昭和電工様本社とKDDIドイツとのオンラインミーティング
国内外のネットワークの統一をKDDIグループがサポート
※ | 記載された情報は、掲載日現在のものです。 |
KDDI株式会社 ビジネスデザイン本部 営業2部 営業2G グループリーダー
阿部 泰三 (左)
KDDI Deutschland GmbH Japanese Sales & Support Japanese Sales Team Leader
下田 誠 (Makoto Shimoda) (右)
昭和電工様の海外事業を支えるITインフラをご提供できることを大変光栄に思います。今後もきめ細かなサポートを心がけ、ご本業に貢献できるようKDDIグループ一丸となって努めてまいります。
昭和電工株式会社
所在地 | 東京都港区芝大門1-13-9 |
業 種 | 製造 |
従業員規模 | 1,001名以上 |
掲載日 | 2021年06月 |
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