2018 世界スマートファクトリー大会(中国南京開催)への参加、講演(KDDI上海)
KDDI株式会社 2018年10月24日
KDDI上海は、10月11日、中国南京で開催された2018世界スマートファクトリー大会(2018世界智能製造大会)に出展し、スマートファクトリーソリューション革新実践フォーラム(智能製造系統解決方案創新実践高峰论坛)にて、中国製造業の現状課題と共にIoT(Internet of Thingsの略)とRPA(Robotic Process Automationの略)を融合した新しいスマートファクトリーソリューションについて紹介致しました。
図1.スマートファクトリー世界大会
近年、中国の工場ではロボットや自動化設備の導入が進み、生産や検査業務の自動化が進んでいます。しかしながら、古い設備を中心に設備の稼働状況が正しく収集できていないため、収集データ上と実態の設備稼働率に乖離があり、生産計画に対して実績が思ったよりも上がってこない、あるいは少し生産量を抑えた生産計画を立てざるを得ないなどの問題が起こっています。また、現場には品質記録や検査記録など大量の紙が散在し、現場で起きている様々な問題をタイムリーに把握できないなどの問題もあります。さらに、毎年の人件費上昇が工場の収益を圧迫し、様々な場面でコスト削減に取り組む工場が増えております。
KDDI上海 守岡純治より、中国内工場の様々な課題に対し、IoTを活用した工場のデジタルトランスフォーメーションを進めるべきだとご説明しつつ、設備稼働率を自動収集するソリューションや、人手を介す様々な記録をタブレットから入力することでタイムリーに見える化ができるソリューションを紹介しました。また、工場内事務業務の増加や、人件費の上昇により発生する工場経営圧迫に対する経営基盤強化のため、単純業務をRPAで自動化し、従業員をより収益性の高い付加価値のある業務へシフトしていくべきだとご提案しました。
図2. KDDI上海 守岡純治
本フォーラムでは、中国の各専門家の方からロボットや工場自動化、工業自動化プラットフォーム、3Dプリンタなど幅広いソリューションが紹介されましたが、外資系企業の参加者はKDDI上海1社のみであり、終了後に多くの質問や意見を頂くなど関心の高さを感じました。
KDDIでは本大会だけでなく、お客さまのお役にたてるような情報発信を継続的に実施していく予定です。今後の活動にもご期待ください。
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